完成品に求められる、同軸度、直角度、平行度などの精度は、「切削だけ」「研磨だけ」「転造だけ」では出せません。
コーエー・テックでは、切削、研磨、転造をトータルで考え、加工機の特性までも把握した上で、
それぞれの工程でどこまで作りこむかを徹底検証した、最適な生産システムを構築して量産します。
また、一括管理することで、精度が出ない場合や不具合が発生した場合も、
どの工程までさかのぼればよいかがわかり、品質を高めていくことが可能です。
こうした、二次加工すべての作り方、コストがわかっているからこそできる生産管理体制のもと、
高品質かつ適正コストの製品をお届けしています。
コーエー・テックでは、依頼する冷間圧造品の製造にも妥協はしません。
完成品に求められる精度を見据え、ボルトの径や長さといった規格、穴開けなどの加工手法によって、
最も適した技術力、設備力を備えたメーカーを選択して発注しています。
さらには、私たちが二次加工全工程を把握した上で、一次加工で必要な処理や加工を施す図面を作成、管理。
二次加工から考えてこその理想的な冷間圧造品を実現しています。
コーエー・テックでは、製作するボルトを箱単位でロット管理を行っています。
たとえば1,000本単位で箱わけし、各工程が終わるごとにバーコードを読み込むことで、
どの工程にあるかを記録しＰＣネットワーク上で一括管理しています。
いま、どこまで加工されているものがどれだけの数量があるのかを常に把握し、
正確な工程管理を行うことで納期厳守でお届けします。
県内でも有数といえる、10台の「3ダイス転造機」を保有。難しい中空穴を開けた状態での転造加工に対応します。
しかも、すべて自動供給機を備えており、手入れ作業にて生じやすい「倒れ」や「傾き」もなく、一定品質での低コストな量産が可能です。
NC切削機40台、穴開け加工機20台をはじめとした二次加工工程の機械設備を、一括で備え量産体制を支えています。
さらには、「ホリフィズマシン」「放電加工機」「タッピングマシン」など、
それぞれの工程をより効率的かつ精度を高めていく設備を備えています。
コーエー･テックで採用している品質検査機器は、社内の工機部による自社製造品。だからこそ、
技術者との連携のもと精度の高い検査を実現しています。画像検査機、電流検査機を駆使し、単純な「ポカヨケ」ではなく、
ミクロン単位でのねじ山、寸法の違いまでもを精密に検査、目視ともあわせて自信を持ってお届けしています。
ひとつひとつのボルトに求められる機能、精度を備えた完成品に向け、図面をもとに工程を検証します。
たとえば、コストはかかるが精度の高い「研磨」でいくか、コストが抑えられる「切削」でいくかといったことを、
効率、寸法精度、工法などから検証、適正な品質が出せ、かつ製造数量に見合うかを考え、最大限の費用対効果を出せる最適な方法を選択します。
昭和45年の創業以来、国内自動車メーカー各社に採用されてきました。
クルマの心臓ともいえるエンジンまわりの組み付けに欠かせないものとして採用されつづけていることは、私共の製品を認めていただけた品質の証と自負しております。
何十万台ものクルマが、今、この瞬間にもコーエー･テックのボルトを載せたクルマが走っている。
その責任と誇りとともに、つぎは、あなたの製品作りに貢献したいと思います。
